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真夏の屋根裏の温度は、50度を超えることがあります。 屋根を造るとき、忘れがちなのは断熱です。 昔風の下地に土を乗せている屋根を 土をおろして空葺きにすると、葺き替えた後、 2階の部屋など、大変な暑さになって驚くことがあります。 薄板スレート瓦などの場合で、 もともと断熱が入ってない屋根は 猛暑の夏はエアコンも効かない場合があります。 断熱材を入れるか、入れないかで、 夏の暑さは天と地の違いがあるのです。 夜になっても屋根裏の熱が取れず、 エアコンは一日中つけっぱなし、 温度設定も最低ギリギリにして 電気メーターはあがりっぱなしです。 また、年配の方や乳児をお持ちのお宅は エアコンをつけっぱなしにすることもできません。 冷房の温度を1℃高く設定すると、 約10パーセントの省エネになります。 3℃温度を高く設定すると、 1万円のエアコンの電気代は、7000円で済むことになります。 しかし、断熱材を入れるといっても、1歩選び方を間違えると まったく意味のないものになったり、 それどころか、大切な家を傷めたり、 人にとって大変危険なことになりかねません。 「断熱材」ではなく、 「断熱罪」といえるものが数多くあります。 断熱材は快適な住まい環境をつくるだけではなく、 ムダな光熱費 を使わずに済む重要な屋根材の一部です。 住居の屋根を葺く時は、 忘れずに断熱材をいれてくだい。
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